ごあいさつGREETING
香川県小児科医会会長 永井 崇雄
香川県小児科医会のホームページ(HP)にご来場していただき、ありがとうございます。このHPは香川県小児科医会の会員はもちろん、それ以外の子育て中のお母さんやお父さん、香川県内の保育園・幼稚園・学校の関係者、子育て支援のNPOのみなさん、香川県および県内の市町の小児保健担当者、そのほか小児に関わる活動をされているすべての方々のお役に立てるように開設され、運営しています。どうぞお気軽にご利用していただくようお願い申しあげます。
私は平成29年4月より香川県小児科医会の会長に就任しました。藤澤前会長と同様に、今後もよろしくお願い申し上げます。会長交代に伴って役員組織も改変し、HPもリニューアルしました。そこで少しだけ、ご挨拶をさせていただきます。
近年、小児を取り巻く環境はますます厳しくなっています。幸い予防接種の普及によりワクチンで予防のできる病気(VPD)の種類が増加し、子どもたちが重い感染症に苦しむことは減少してきました。しかしながら、少子高齢化の進行により将来的に子ども世代の負担がどんどん増加していくことが予想されます。また経済的にも二極化が進み、子どもの貧困も大きな社会問題となってきました。生まれつき重い障害を持つ方の介護者への支援、発達障害児の教育や社会への参加も課題です。子どもの体力や体格も二極化し、金メダルが狙える優秀な少年少女や外国人に引けを取らない体格の青年も散見されますが、県内の学童の平均的な体力は低下しています。親まかせ、学校まかせではなく、社会全体が子どもを育てる、そのような視点が必要な時代と思われます。
香川県小児科医会は「地域における適切な小児医療、特に総合診療に関する情報発信を行う」、「迅速に情報発信が可能な体制の整備を行う」、「専門医療組織としてのリーダーシップを示す」、「事業推進のためにインターネットによる“情報開示”と“情報の共有”を進める」、以上の方針で活動しています。継続する事業に加え、新たな事業も計画しています。今後もこのHPにおいて、香川県の子どもに関わるすべてのみなさんのお役に立てるように情報を発信し続けていきたいと思います。ご意見ご要望は何なりとお寄せ下さい。子どもの健やかな明るい未来のために、みなさまのご協力がいただけるよう何卒よろしくお願い申し上げます。