• 行事予定 スケジュール表
  • 香川県小児科医会登録 発達障害診療医制度
  • 地域総合小児医療 認定医制度
  • 香川県小児科医会 共催・後援申請
  • 香川県小児科医会 入会(変更申請書)
  • 蘇生・救急研修用備品貸出申請
香川県小児科医会事務局
〒760-0011
香川県高松市浜ノ町73番4号
香川県医師会内
TEL:087-823-0155
FAX:087-823-0266
メールアドレス:
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香川県小児科医会会誌の投稿規定

災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット

香川FH研究

百日咳啓発ポスター

香川県小児科医会

活動状況ACTIVITY

食物アレルギー対策委員会

私たちは、小児アレルギー専門医10名を含む14名で活動しています。「アレルギー」は、その認識から治療まで刻々と変化しています。
 私たちの活動は、医師への啓発と診療向上にむけたサポート、また、教育現場&一般の方がアレルギーの正しい理解と有症時適切な対応ができる事を目指しています。活動の始めに、食物アレルギー診療に不可欠な「食物経口負荷試験」に関する実態調査を行い、得られた諸問題への取り組みを開始継続しています。他にも教育現場での勉強会を頻回に実施。また、園・学校でのアレルギー対応のストレス軽減のためにH26年「アレルギー緊急時対応マニュアル」を作成し県内全ての教育施設へ配布。H29年には保育所へのエピペントレーナー配布も行い、各施設でのアレルギー有症時対応研修がスムーズに行えるよう取り組んでいます。
 食物アレルギーを持つ子どもたちが楽しい毎日を過ごせるよう、皆さんも私たちと一緒に取り組みをよろしくお願いします。(委員長:平場一美)

発達障害対応委員会

種々の疫学調査や研究結果によると通常学級に在籍する子どもたちの5-10%程度が発達障害児に該当するとされています。この結果を踏まえると児童精神科医や小児神経科医等の専門医だけでその子どもたちに対応することは非現実的であり、小児プライマリケア医が一般診療や園医(保育園嘱託医・幼稚園医)・学校医活動として関与する機会も必要になります。

本委員会では、①香川県プライマリケア医等・発達障害対応力向上研修会の開催、②香川県小児科医会登録・発達障害診療医研修制度の創設・運営により、小児プライマリケア医が発達障害児に適切に対応出来る知識・技能を身に付ける取り組みを行っています。先日、発達障害の子どもの保護者の方とお話しをする機会がありました。本県に引っ越して来られた際、子どもをどこの医療機関に連れて行けば良いのか分からず困惑したこと、近くの診療所に相談に行くと殆ど発達障害に対する知識がなく納得出来る説明を受けられず落胆したこと、そしてせめて発達障害を適切に診療出来る紹介先でも教えて欲しかったことを涙ながらにお話されました。本委員会は一人でも多くの発達障害を持つお子さんとそのご家族の方々がより適切な対応に導かれることを目指します。(委員長:宮崎雅仁)

感染症対策委員会

感染症に対しては、すべての保護者が心配であり、あずかる立場の学校、幼稚園、保育園にとっては、非常に気を使うことと思われます。しかしながら、たとえば夏かぜは便中にウイルスが1ヶ月近く排泄されますが、その間ずっと集団生活ができないとなると、流行期には誰も登校(園)できなくなり現実的でありません。また、基本的に軽症な疾患で、小児期に感染することで生涯の免疫が獲得されるという利点もあります。他方、インフルエンザや麻疹、水痘など感染力が強く、時に重症な疾患では、周囲に拡大しないために出席停止が求められます。
 香川県小児科医会の感染症対策委員会では、感染症に対する正しい対応のために、学校、幼稚園、保育園や家庭で役立てていただくようにガイドブックを作成し、2015年に発行しました。今後もさらに利用しやすいよう随時アップデートを予定しております。ガイドブックはこのホームページからもダウンロードができます。「医師による登園許可書」、「保護者が記入する登園届」のひな形も添付していますので、それぞれで活用していただけると幸いです。(委員長:斎藤慎一)

新生児・乳児期母子保健ワーキンググループ

香川県で出生された赤ちゃんが10年、20年と年月をへて、社会の一員として自立されるまでを支えるのが我々小児科医の重要な役割であり、ご両親の大きな願いかと思われます。
 香川県小児科医会では2014年9月より県内の母子保健の質の向上を目指して、周産期医療や健診業務に深く携わっておられる8名の先生方による新生児・乳児期母子保健ワーキンググループを結成しました。現在まで県内分娩施設における1ヶ月健診状況調査や香川版1ヶ月健診指針の提案等をおこなってきました。
 2017年4月には「お母さん・お父さんのための1ヶ月健診子育てガイドブック」を作成し、本ホームページ上よりダウンロード可能にしておりますので、時間制約のある健診現場でご家族への説明の補助に使用してもらえると幸いです。
 今後1ヶ月健診だけにとどまらず3~4ヶ月、9~10ヶ月、1歳半、3歳、5歳、学校健診と継続してご家族に寄り添いながらこどもたちの発育を支えていくような充実した健診体制の確立、普及をめざして、小児科医のみならず産科医、助産師、看護師、保健師、行政等、数多くの人たちとの連携を行いながら、活動を継続していきたいと考えております。(リーダー:大久保賢介)

小児蘇生・救急処置ワーキンググループ

医療関係者のみならず一般市民に対するCPR(心肺蘇生)の啓蒙や訓練の整備はもはや常識となってきている現況の中、乳児や小児におけるものは敬遠されがちです。様々な観点からまずは成人からという考えはやむを得ないのかもしれません。しかし我々は小児科医であり、乳児幼児を含めた子どもたちの元気な笑顔を守ることが責務です。こどもの救急蘇生はもちろんのこと、応急処置やさらに事故予防などについて地域への普及啓発を行うことは、当然我々一般小児科医のやるべき重要なマターであります。

今回県小児科医会として当該ワーキンググループが結成されました。メンバーには小児科医以外に集中治療や救急の専門家や行政関係/消防関係の方々にもご協力頂き、活動を広げていきたいと考えています。

具体的には、①こどもの蘇生や応急処置に関するハンドアウトの作成および地域への頒布、②こどもの蘇生/応急処置などについての出張講義や実技指導、③こどもの蘇生/応急処置訓練などに使用する資材の貸し出し(乳児・幼児蘇生トレーニング人形,AEDトレーナー,気道異物トレーナーなど)などを現時点で計画しています。今後さらに各方面のニーズなどを勘案しつつ計画を策定していく予定です。(リーダー:岡本吉生)

生活習慣病対策委員会

2012年度より香川県は県内自治体と共同で小児生活習慣病健診を開始しました。皆様のご協力のもと、2020年には小児生活習慣病予防健診マニュアルのダイジェスト版および完全版が発行され、この間、新たに委員会として活動しております。更に次のステップへ進んでゆきます。

  • 学校検診の手引き書・令和5年改訂版の作成に協力
    平成12年に発行されて以来となる同改定版の作成に協力します。改訂版の作成には、既に作成し発行されている小児生活習慣病予防健診マニュアルを、更に改定・凝集して日常診療のお役に立てるものを作成したいと考えています。
  • 各地域での健診に関する意見交換やエビデンスの創出
    香川県各地でそれぞれの地域に適した方法にて健診が実施され、子どもたちの健康に貢献しています。その中には様々な問題を包含している可能性があり、それらを当WGの中で話し合い、知恵を出し合って解決に向け進めることができればと考えております。更に、各地で行われている健診から、社会の健康向上に資するようなエビデンスの創出を目指してゆきます。
  • 連携
    香川県、香川大学、地域組織との連携を密にとり、問題解決に向け取り組んでゆきます。
(委員長:尾崎貴視)

医療的ケア児・小児在宅WG

医療的ケア児やその家族が、安心して地域で暮らしていけるように、香川県では医療的ケア児等支援センター「ソダテル」の運営を開始したり、支援者・コーディネーター養成研修を継続的に行ったりしています。そうした取り組みが進む中でも、医療的ケア児や小児在宅児に必要なサポートは、家庭によりさまざまであり種々の問題が日々生じています。
 そこで令和5年4月より香川県小児科医会では、医療的ケア児や小児在宅医療が必要な児の現状をより詳細に把握し、適切な支援をおこなえるように、こうした児と日常診療において深く関わっている8名のメンバーで新たにワーキンググループを設立しました。
 医療的ケア児者とその家族の実情や必要なニーズを調査することで、地域小児科医会としての役割を把握し、行政や医療関係者、保育教育との連携を深めるべく活動して参ります。

(リーダー:大久保賢介)